インイヤーモニターとは?
- 株式会社RAHU

- 5月29日
- 読了時間: 3分
こんにちは。エンジニアの梅木です。
このブログは、音の事にちょっとだけ人より詳しくなって、音楽をより楽しんでもらう事をコンセプトにつらつらと記事を書いています。寄り道多めですがそれも楽しんで頂ければ幸いです。
インイヤーモニターの話をしようと思います。

最近ライブに行くと、アーティストが耳にイヤホンをつけているのをよく見かけるようになりました。あれがインイヤーモニター、略してイヤモニです。
簡単に言うと、アーティスト本人の耳に自分の声や演奏を返してあげるための装置です。お客さんには聞こえないクリック音、例えば曲の頭に「1、2、3、4」とカウントを入れておいて、それを合図に演奏を始めたりすることもできます。突然歌から始まる曲でもちゃんとタイミングが取れるのは、こういう仕組みのおかげです。
以前はステージのモニタースピーカー、足元に置いてある楔形のスピーカーから音を返すのが主流でした。ただアリーナクラスの広い会場になると、動き回る範囲も広くなりますし、スピーカーだとカバーできる範囲に限界があります。そういった現場でイヤモニが活躍します。耳に直接返しているので、どこに移動しても同じ音が聞こえるわけです。
イヤモニをつけていると外の音が遮られるので、そのままではお客さんの歓声がほとんど聞こえません。そこで会場のいろんな場所にエアーマイクと呼ばれるマイクを立てて、お客さんの声を拾ってアーティストのイヤモニに返してあげます。
MCのときにアーティストがお客さんの反応をちゃんと感じられるのは、こういう仕組みのおかげです。
ただ曲が始まったらその歓声は下げます。歓声が入ったままだと音がぼやけて声が遅れて聞こえてきたりして、歌いにくくなってしまうからです。このコントロールをしているのがモニターオペレーターという役割の人で、アーティストが気持ちよくパフォーマンスできるように裏で細かく調整しています。
バンドの場合メンバーそれぞれが聞いている音は全然違います。
ドラムはクリックを重視、ボーカルは自分の声とオケのバランス、ギタリストは自分のギターと手元のアンプの音、といった具合で、モニターオペレーターはメンバーの数だけ異なるミックスを作っています。同じ曲を演奏しながら全員が違う音を聞いているというのは、なかなか不思議な光景です。
イヤモニに使うイヤホンにも色々な種類があります。市販のイヤホンをそのまま使う場合もありますが、プロの現場でよく見かけるのがカスタムIEMと呼ばれるものです。
自分の耳型を取って作るオーダーメイドのイヤホンで、遮音性が高く耳にしっかりフィットするのが特徴です。
長時間のライブでも耳への負担が少なく、音も安定して聞こえるので、本格的にやられている方はカスタムIEMを使っていることが多いです。

イヤモニについて少し知ってもらえたでしょうか。次のライブでアーティストの耳元が気になったらぜひ思い出してみてください。
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「こういう用途で録りたい」「この規模の現場で不安がある」など、ざっくりした段階でも大丈夫です。お問い合わせお待ちしています。




